2024年改正版!ローン控除の要件・申請手順まとめ【住宅ローン控除完全ガイド】
住宅ローン控除は、住宅購入時に大きな節税効果をもたらす制度です。しかし、2024年には制度改正が行われ、要件や申請方法が一部変更されました。本記事では、最新の2024年改正版として、ローン控除の要件や申請手順、注意点をわかりやすく解説します。これから住宅購入を検討している方はもちろん、既にローンを組んでいる方もぜひ参考にしてください。
目次
- 住宅ローン控除とは?基礎知識をおさらい
- 2024年改正でどう変わっ…
- 2024年のローン控除要件
- 3.1. 対象となる住宅の条件
- 3.2. 借入額や所得制限の要件
- 3.3. 控除期間と控除額の上限
- ローン控除の申請手順と必要書類
- 4.1. 初年度(入居年)の申請手順
- 4.2. 2年目以降の申請手順
- 4.3. 必要書類一覧
- ローン控除を受ける際の注意…
- 5.1. 控除額の計算方法とシミュレーション
- 5.2. 確定申告が必要なケースと不要なケース
- 5.3. [住宅ローン控除と他の制度との併用](#住宅ローン控除とは?基礎知識をおさらい
住宅ローン控除(正式名称:住宅借入金等特別控除)は、住宅ローンを利用して住宅を購入・建築した際に、所得税や住民税から一定額が控除される制度です。控除を受けることで、実質的な負担が軽減されるため、多くの方が活用しています。
主な特徴
- 控除対象期間: 入居年から最長13年間(2024年改正により延長)
- 控除額: 住宅ローン残高の0.7%相当額(上限あり)
- 適用条件: 住宅の種類や所得、借入額などに制限あり
なぜ2024年に改正された…
2024年の改正は、政府が掲げる「住宅政策の抜本的な見直し」の一環として行われました。主な狙いは以下の通りです:
1. 若年層やファミリー層の住宅取得支援
2. 省エネ・耐震性能の高い住宅への誘導
3. 制度の簡素化と利便性向上
2024年改正でどう変わっ…
2024年の改正では、以下の点が大きく見直されました。
| 項目 | 2023年まで | 2024年から |
|---|---|---|
| 控除期間 | 10年間 | 13年間(最大) |
| 控除率 | 0.7% | 0.7% |
| 所得制限 | 合計所得金額3,000万円以下 | 合計所得金額4,000万円以下(一部緩和) |
| 対象住宅の条件 | 省エネ基準を満たすことが必須 | 省エネ基準の見直し(より厳格化) |
| 申請方法 | 原則確定申告 | 2年目以降は年末調整で可能(要件あり) |
特に注目すべきポイント
- 控除期間の延長
- 2024年以降に入居した場合、最大13年間の控除が受けられます(2023年までの10年から3年延長)。
-
ただし、延長分の控除は「住宅の省エネ性能に応じた段階的な控除率」が適用される場合があります。
-
所得制限の緩和
- 2023年までの所得制限は「3,000万円以下」でしたが、2024年からは「4,000万円以下」に引き上げられました。
-
これにより、より多くの世帯が利用できるようになりました。
-
省エネ基準の厳格化
- 2024年以降に新築・購入する住宅は、従来よりも厳しい省エネ基準(断熱性能や設備基準)を満たす必要があります。
-
具体的には、以下のいずれかを満たすことが条件です:
- ZEH基準(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)
- 省エネ基準(断熱等級4以上)
- 長期優良住宅認定
-
申請手続きの簡素化
- 2年目以降は、会社員であれば「年末調整」で控除を受けられるようになりました。
- ただし、初年度(入居年)は引き続き「確定申告」が必要です。
2024年のローン控除要件
ここからは、2024年のローン控除を受けるための具体的な要件について、項目別に詳しく解説します。
3.1. 対象となる住宅の条件
2024年の改正により、対象となる住宅の条件が見直されました。以下のいずれかに該当する住宅が対象となります。
A. 新築住宅の場合
| 条件 | 詳細 |
|---|---|
| 省エネ基準 | 断熱等級4以上(ZEH基準または省エネ基準) |
| 面積要件 | 床面積50㎡以上(登記簿面積) |
| 耐震基準 | 耐震等級1以上(新耐震基準) |
| その他 | 中古住宅の場合は、築25年以内(耐震基準適合証明書が必要) |
B. 中古住宅の場合
| 条件 | 詳細 |
|---|---|
| 築年数 | 25年以内(木造)または20年以内(鉄骨造・RC造) |
| 耐震基準 | 耐震等級1以上(新耐震基準) |
| 省エネ基準 | 断熱等級4以上(ZEH基準または省エネ基準) |
| リフォーム要件 | 省エネ改修工事を行った場合、工事費用が100万円以上(控除対象となる場合あり) |
C. 増改築の場合
| 条件 | 詳細 |
|---|---|
| 工事費用 | 50万円以上(工事費用の10%相当額が控除対象) |
| 省エネ改修 | 断熱改修、窓の断熱改修、設備の省エネ化などが対象 |
出典: 国土交通省「住宅ローン控除制度の概要(2024年改正版)」
3.2. 借入額や所得制限…
ローン控除を受けるためには、以下の借入額や所得に関する条件を満たす必要があります。
A. 借入額の上限
- 新築・中古住宅: 4,000万円以下
- 認定長期優良住宅・ZEH: 5,000万円以下
注意: 2024年以降に契約した住宅ローンが対象です。2023年以前のローンは従来のルールが適用されます。
B. 所得制限
- 合計所得金額: 4,000万円以下
- 2023年までの制限は3,000万円以下でしたが、2024年からは4,000万円以下に緩和されました。
- ただし、所得が高い場合は控除額が減額される場合があります。
C. 居住要件
- 入居期限: 住宅の引き渡しから6ヶ月以内に入居すること
- 継続居住: 控除を受ける期間中、引き続き居住していること
3.3. 控除期間と控除額…
2024年の改正により、控除期間と控除額が以下のように変更されました。
| 住宅の種類 | 控除期間 | 控除率 | 上限額 |
|---|---|---|---|
| ZEH基準・省エネ基準 | 13年間 | 0.7% | 455万円(年間) |
| その他の住宅 | 10年間 | 0.7% | 315万円(年間) |
注意: 控除額は「住宅ローン残高 × 0.7%」で計算されますが、上限額を超える場合は上限額が適用されます。
控除額の計算例
- 例1: 住宅ローン残高3,000万円 × 0.7% = 21万円(年間控除額)
- この場合、上限額(455万円)を下回るため、21万円が控除されます。
- 例2: 住宅ローン残高7,000万円 × 0.7% = 49万円(年間控除額)
- この場合、上限額(455万円)を超えるため、455万円が控除されます。
ローン控除の申請手順と必要書類
ローン控除を受けるためには、正しい手順で申請を行う必要があります。初年度(入居年)と2年目以降で手続きが異なるため、それぞれ解説します。
4.1. 初年度
初年度は「確定申告」が必要です。以下の手順で申請を行います。
STEP1: 必要書類を準…
| 書類名 | 取得先 | 備考 |
|---|---|---|
| 住宅借入金等特別控除額の計算明細書 | 国税庁HPよりダウンロード | 必須 |
| 住宅取得資金に係る借入金の年末残高証明書 | 金融機関 | ローン残高が記載されている |
| 登記事項証明書 | 法務局 | 住宅の所有者を証明 |
| 住民票 | 市区町村役所 | 入居日がわかるように |
| 所得証明書(源泉徴収票) | 会社(給与所得者の場合) | 会社員の場合は必須 |
| 住宅の登記簿謄本 | 法務局 | 中古住宅の場合は必須 |
| 省エネ基準適合証明書 | 住宅メーカー・工務店 | 新築・中古住宅の場合は必須 |
STEP2: 確定申告書を…
- 国税庁の「確定申告書作成コーナー」を利用して、申告書を作成します。
- 必要事項を入力し、控除額を計算します。
STEP3: 申告書を提出する
- 作成した申告書を印刷し、必要書類とともに税務署に提出します。
- 提出期限は「入居年の翌年2月16日から3月15日まで」です。
出典: 国税庁「確定申告の手引き(2024年版)」
4.2. 2年目以降の申請手順
2年目以降は、会社員であれば「年末調整」で控除を受けることができます。
STEP1: 必要書類を準…
| 書類名 | 取得先 | 備考 |
|---|---|---|
| 住宅借入金等特別控除額の計算明細書 | 国税庁HPよりダウンロード | 必須 |
| 住宅取得資金に係る借入金の年末残高証明書 | 金融機関 | ローン残高が記載されている |
STEP2: 会社に提出する
- 会社の総務部門に「住宅ローン控除に関する申告書」を提出します。
- 会社が年末調整を行い、控除額が給与から差し引かれます。
注意: 会社によっては、初年度と同様に確定申告が必要な場合があります。詳細は会社に確認してください。
4.3. 必要書類一覧
| 申請時期 | 必須書類 |
|---|---|
| 初年度(確定申告) | 住宅借入金等特別控除額の計算明細書、年末残高証明書、登記事項証明書、住民票、所得証明書、省エネ基準適合証明書(該当する場合) |
| 2年目以降(年末調整) | 住宅借入金等特別控除額の計算明細書、年末残高証明書 |
ローン控除を受ける際の注意…
ローン控除を受ける際には、いくつかの注意点があります。また、申請方法や控除額についての疑問も多いため、よくある質問と回答をまとめました。
5.1. 控除額の計算方法…
控除額は「住宅ローン残高 × 0.7%」で計算されますが、上限額や所得
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