【開示情報】このサイトはAmazonアソシエイト・プログラム等のアフィリエイトプログラムに参加しており、記事内の商品リンクから購入いただいた場合、売上の一部が当サイトに還元されます。
住宅ローン控除の計算方法と節税のポイント
住宅ローン控除は、住宅購入時に大きな節税効果をもたらす制度です。しかし、その計算方法や適用条件を正しく理解していなければ、本来受けられるはずのメリットを逃してしまう可能性があります。住宅ローン控除は入居時期や住宅の省エネ性能によって内容が変わるため、ご自身のケースに当てはまる区分を確認することが重要です。

この記事では、住宅ローン控除の基本的な仕組みから、具体的な計算方法、節税額のシミュレーション、さらには申告手続きの流れまで、わかりやすく解説します。また、2024年最新の制度改正点や、控除額を最大化するためのポイントも紹介します。これから住宅を購入する方や、現在ローンを組んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
目次
– 3-1. 控除対象となる住宅ローンの条件
– 3-2. 控除率と控除期間の計算方法
– 3-3. 所得税と住民税からの控除額の算出
– 4-1. 新築住宅 vs 中古住宅:控除額の違い
– 4-2. 夫婦共働きの場合の控除額
– 4-3. 繰り上げ返済が控除に与える影響
住宅ローン控除とは?基本的な仕組みを解説
住宅ローン控除(正式名称:住宅借入金等特別控除)は、住宅ローンを利用して住宅を購入・建築した際に、一定の条件を満たすことで所得税や住民税の一部が控除される制度です。この制度は、1992年に創設されて以来、住宅取得を促進するための重要な政策として機能しています。
住宅ローン控除の主な特徴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 控除対象 | 住宅ローンの年末残高(上限あり) |
| 控除率 | 住宅の種類や取得時期により異なる |
| 控除期間 | 住宅の区分と入居時期により異なる(令和6・7年入居の新築では、省エネ基準適合住宅以上で13年) |
| 控除額 | 所得税から控除し、控除しきれない場合は住民税からも控除可能 |
| 適用条件 | 住宅の床面積、所得制限、ローンの返済期間など |
住宅ローン控除のメリット
1. 直接的な税金の減額:所得税や住民税が安くなる
2. 初期費用の軽減:住宅購入時の負担が軽くなる
3. 長期的な節税効果:住宅の区分や入居時期に応じた期間(最長13年)にわたり控除が受けられる
注意点:住宅ローン控除は、あくまで「控除」であり、税金が還付されるわけではありません。また、控除額は所得税額を超えることはありません。
2024年の住宅ローン控除
2024年の主な改正点
令和6・7年(2024・2025年)に入居した新築住宅では、住宅の省エネ性能によって控除の可否・限度額が分かれます。
- 認定長期優良住宅・認定低炭素住宅、ZEH水準省エネ住宅、省エネ基準適合住宅は、いずれも控除期間13年・控除率0.7%です。
- 省エネ基準に適合しない「その他の住宅」は、原則として新築の控除対象外です(建築確認の時期などによる例外あり)。
- 40歳未満で配偶者がいる方や19歳未満の扶養親族がいる方などの「特例対象個人」は、限度額が上乗せされます。
2024年の住宅ローン控除の適用条件
| 項目 | 条件(国税庁の案内に基づく通常の場合) |
|---|---|
| 床面積 | 50㎡以上(うち2分の1以上を専ら自己の居住用とすること)。合計所得金額1,000万円以下などの場合は40㎡以上50㎡未満も対象 |
| 合計所得金額 | 2,000万円以下(特例居住用家屋・特例認定住宅等は1,000万円以下) |
| ローン | 返済期間が10年以上など、金融機関等からの借入であること |
| 居住開始 | 取得から6か月以内に居住し、控除を受ける各年の年末まで居住していること |
住宅ローン控除の計算方法
3-1. 控除対象となる住宅ローン
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| ローンの種類 | 住宅の購入・建築資金として金融機関等から借り入れたローン |
| 返済期間 | 10年以上 |
| 金利タイプ | 固定金利・変動金利を問わず対象 |
| 借入先 | 銀行・信用金庫・住宅金融支援機構などの金融機関等 |
注意:親族や知人からの借り入れは対象外です。フラット35などの全期間固定金利のローンも、要件を満たせば対象になります。
3-2. 控除率と控除期間の違い
控除率と控除期間は、住宅の種類や入居時期によって異なります。令和6・7年に入居した新築住宅の主な区分は次のとおりです。
控除率と控除期間の一覧表
| 住宅の区分 | 控除率 | 控除期間 | 年間の控除限度額(通常/特例対象個人) |
|---|---|---|---|
| 認定長期優良住宅・認定低炭素住宅 | 0.7% | 13年 | 31.5万円/35万円 |
| ZEH水準省エネ住宅 | 0.7% | 13年 | 24.5万円/31.5万円 |
| 省エネ基準適合住宅 | 0.7% | 13年 | 21万円/28万円 |
出典:国税庁 タックスアンサー No.1211-1。中古住宅や入居時期が異なる場合の区分は、同ページや税務署で確認してください。
控除率の計算方法
控除率は、年末の住宅ローン残高等に対して適用されます。具体的な計算式は以下の通りです。
控除額 = 住宅ローン年末残高 × 控除率(0.7%)
ただし、控除額には住宅の区分ごとに年間の控除限度額があります。借入限度額や特例の有無は入居時期によって変わるため、最新の内容は国税庁の案内で確認してください。
3-3. 所得税と住民税から控除される仕組み
住宅ローン控除は、まず所得税から控除され、控除しきれない場合は住民税からも一定の範囲で控除されます。
所得税からの控除額
所得税からの控除額は、「住宅ローン年末残高 × 0.7%」で計算した控除額を、その年の所得税額の範囲で差し引く形になります。所得税額を超える控除はできません。
住民税からの控除額
所得税から引ききれなかった金額は、翌年度分の住民税から控除されます。ただし、住民税からの控除には上限(課税総所得金額等に応じた上限額)があります。上限額は入居時期によって異なるため、お住まいの市区町村や国土交通省・国税庁の案内でご確認ください。
住宅ローン控除の節税額シミュレーション
ここでは、控除額の考え方を示すための簡単な例を紹介します。数値はあくまで説明用の仮定であり、実際の控除額は所得・納税額・住宅の区分によって異なります。
4-1. 新築住宅 vs 中古住宅
省エネ基準適合住宅(通常、年間控除限度額21万円)の新築に入居し、年末のローン残高が下表のとおり推移すると仮定します(控除率0.7%)。
| 年度 | 年末ローン残高(仮定) | 残高×0.7% | 実際の控除額の目安 |
|---|---|---|---|
| 1年目 | 3,500万円 | 24.5万円 | 21万円(限度額で頭打ち) |
| 2年目 | 3,300万円 | 23.1万円 | 21万円(限度額で頭打ち) |
| 3年目 | 3,100万円 | 21.7万円 | 21万円(限度額で頭打ち) |
| 4年目 | 2,900万円 | 20.3万円 | 20.3万円 |
| 5年目 | 2,700万円 | 18.9万円 | 18.9万円 |
注意:実際には、ご自身が納めた所得税額と住民税からの控除上限の範囲内でしか控除されません。中古住宅は区分や控除期間が異なるため、国税庁の案内で確認してください。
4-2. 夫婦共働きの場合の控除の受け方
夫婦共働きの場合、ローンを夫婦それぞれが借りている(連帯債務・ペアローンなど)と、それぞれが自分の借入分や持分に応じて控除を受けられる場合があります。どのような借り方でどちらがどの程度控除を受けられるかは、契約形態や持分割合で異なるため、税務署や税理士に確認してください。
注意:控除額は借入名義・持分・各人の納税額によって異なります。夫婦で同額ずつ控除を受けられるとは限りません。
4-3. 申告の流れと確認ポイント
控除を受けるための手続きは、初年度と2年目以降で異なります。
- 初年度:入居した年の翌年に、確定申告で住宅借入金等特別控除を申告します。ローンの年末残高証明書や登記事項証明書、売買契約書の写し、住民票などが必要です(住宅の区分により追加書類あり)。
- 2年目以降:給与所得者は、勤務先に「住宅借入金等特別控除申告書」と年末残高証明書を提出すれば、年末調整で控除を受けられます。
- 確認ポイント:購入する住宅が認定住宅・ZEH水準・省エネ基準適合のどれに当たるかを、契約前に売主や施工会社へ確認しましょう。
- 最新情報の確認:制度は税制改正で変わることがあるため、国税庁の案内または税務署で最新の内容をご確認ください。
家づくりの不安を解決!住宅購入相談サービスで安心サポート【家づくり相談所】
もし、今の漠然とした不安が『何を確認すればいいか分かる状態』に変わったら——住まいやお金の専門家への相談・比較検討は、その一歩になり得る選択肢です。まずは下記から詳細をご確認ください。
家づくりの不安を解決!住宅購入相談サービスで安心サポート【家づくり相談所】
家づくりの不安を解決!住宅購入相談サービスで安心サポート【家づくり相談所】
家づくりの不安を解決!住宅購入相談サービスで安心サポート【家づくり相談所】
おすすめ: おかねと暮らしの相談窓口(FP無料相談)
本記事はすまいマネーラボ編集部が国土交通省・金融庁・各金融機関の一次情報をもとに作成しています。
住宅ローン・不動産に関する最終判断は金融機関・専門家にご相談ください。
情報の正確性には万全を期していますが、最新情報は各公式サイトをご確認ください。
すまいマネーラボ編集担当。住まいと住宅ローン・お金に関する情報を、公的機関や金融機関の公開情報をもとに整理してお届けしています。

